・赤ちゃんってそもそもインフルエンザになるの?
・感染後どうすればよいかわからない…
インフルエンザの流行は毎年やってきますよね。インフルエンザにかかったことのない私は今年も大丈夫だろうと軽く考えていたところ、0歳7か月の娘が感染してしまいました。
この記事では、2人の子供(5歳BOY、0歳GIRL)を育てるアラフォーママがインフルエンザに初めて感染したことで抱いた疑問をQ&A形式でまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。
Q 赤ちゃんってインフルエンザになるの?
パパがインフルエンザに感染したのをきっかけに生後7か月の娘が発熱。小児科で検査したところインフルエンザA型と診断されました。ただここでひとつの疑問が浮かぶのです。

そもそも赤ちゃんってインフルエンザになるの?
産科の先生から「ママからもらった免疫があるからしばらくの間は病気になりにくい」って聞いたけど…
赤ちゃんはママからもらった免疫のおかげでしばらくの間は病気になりにくいのは本当です。
ただここでポイントなのは「しばらくの間」とはいつまでなのかということです。
しばらくの間とは1おおよそ生後6か月を指します。よって生後7か月という時期は、ちょうど受け継いだ免疫が消えるタイミングで赤ちゃんでも十分にインフルエンザに感染する可能性があるということです。
A 赤ちゃんでもインフルエンザになる可能性は十分あり、予防と対策をしっかり行うことが重要
感染対策を徹底しよう
買い物等でやむを得ず出かける場合は必ずマスクを着用し、帰宅後は手洗い・うがいをしっかり行いましょう。また、インフルエンザウイルスは乾燥を好むため加湿器を使用し、湿度を50~60%に保つようにしましょう。我が家ではこちらの加湿空気清浄機を使って湿度管理しています。インフルエンザシーズンが終わっても今度は花粉や黄砂のシーズンに入るため、加湿できてなおかつ空気もキレイにしてくれる加湿空気清浄機が一台あると安心ですね。

親子でインフルエンザの予防接種を受けよう
生後6か月から赤ちゃんでもインフルエンザワクチンを接種することができます。6ヶ月以上3歳未満の子どもは、1回0.25mLを2回接種する必要があり、2回目の接種は1回目から2~4週間の間隔をあけて受けることになります。ワクチンを接種しても必ずインフルエンザを予防できるわけではありませんが、2ワクチンを接種しない人に比べると感染する確率は約1/5になります。そのためインフルエンザシーズン付近に生後6か月を迎えるお子さんがいる場合は親子で予防接種をあらかじめしておくことをおすすめします。我が家は誰も予防接種をしていなかったため翌年からは親子で予防接種を受け、備えたいと思っています。
Q 高熱でミルク50ml/回しかのまないときの対処法は?
生後7か月の娘はインフルエンザA型に感染し、38.5℃の発熱。ミルクをあげても50ml/回しか飲まず、これでは水分も栄養も不足してしまいます。また、お医者さんからは脱水にならないよう水分をこまめに摂るようにとお話があり、とても困ってしまいました。

ミルクはあまり飲まないし、ミルク以外の水分はあげたことがないしどうしたらいいの?
高熱が出てからは離乳食拒否、ミルクもMAX50ml/回でほとんど飲んでくれずどうしたら良いのか本当に悩みました。ミルクを飲まないならせめて水分だけでも摂らせようと思い、麦茶を購入。ただ、ふだん離乳食をあまり食べないので麦茶やスープなどの水分系は全くチャレンジしたことことがなく、飲んでくれるかどうか不安でいっぱいでした。とはいってもやってみないとわからないので哺乳瓶に入れて、いざチャレンジ!

結果、鬼のように泣きじゃくるだけで全く飲みませんでした。泣いて体力を消耗するくらいなら、体力温存のためミルク以外の水分は与えずに様子をみることにしました。
A ミルクの回数を増やして少量ずつあげてみよう!
ミルク以外の水分を与えても飲んでくれないことがわかったので、ミルクのみで水分を補う必要がでてきました。通常であればミルク1回あたり140~180mlを1日4回、トータル600~700ml/日ほど飲んでいます。ちなみに完ミのため母乳は飲んでいません。もし50ml/回を1日4回だとトータル200ml/日。あまりにも少なすぎるため少量しか飲めないなら回数を増やせばいいのでは?と発想を変え、1時間ごとに60ml作って飲めるだけ飲んでもらうことにしました。全く飲まない時間帯もあったので、インフルエンザを発症した日はトータル360ml/日でした。

身体はとても暑く、眠りも浅くて5分ほど寝ては起きての繰り返し。とてもグッタリしていて不安な気持ちでいっぱいでしたが翌日には平熱に戻り、ホッとしたのを覚えています。翌日も1時間おきにミルクを60ml作って飲めるだけ飲んでもらい様子をみていました。お昼頃になると60ml 飲みきることができ、3時間ほどグッスリ眠ってくれました。起きたタイミングで100ml/回に増やすと全て飲みきり、このあたりから機嫌も良くなってきたので次回からは約3時間おきに100ml/回ミルクを飲ませることにしました。この日の1日量は690mlで通常量に戻り、なんとかインフルエンザの危機を脱することができました。
ちなみに後々調べてみるとミルクを頻繁にあげる方法はあながち間違いでもなかったようです。
小児科医師 (医学博士) 三井 俊賢 先生
母乳またはミルクしか飲んだことがない離乳食開始前の赤ちゃんは、発熱時など水分補給時も母乳やミルクで大丈夫です。
離乳食開始後の子なら、飲ませるものは、湯ざまし、番茶、野菜スープ、乳児用イオン飲料など、カフェインの入っていない甘みが少ないもので、赤ちゃんが喜んで飲むものなら何でもかまいません。
1日何回と決めず、授乳と授乳の合間などにひんぱんに飲ませてみましょう。赤ちゃんは自分から「のどが渇いた」と言えないので、気づいたときにこまめに飲ませます。
花王HP 赤ちゃんが発熱したとき、水分補給は何を何回、どのくらい飲ませる?より https://www.kao.co.jp/merries/kosodate-lab/qa/ans030/
離乳食は開始していましたが、離乳食を始めて日も浅かったためほぼ離乳食前の赤ちゃんに該当しており、水分補給はミルクでOKでした。今回は1時間ごとにミルクを飲ませていましたが、1日何回と決める必要はなかったようです。たしかに赤ちゃんは自分から「のどが渇いた」とは言えないのでうなづけますね。今まさに同じ状況で困っている方がいましたら、選択肢の1つとして検討してみてください。ただし少量どころか全く飲めない、いつもと様子が明らかにおかしい場合はすぐに受診するようにしましょうね。
Q お薬の飲ませ方は?
お医者さんからお薬を処方されタミフルだけは全て飲みきるようにとお話があったので、帰宅後お薬を早速飲ませようと思い、用意していると…

そういえばお薬どうやって飲ませたらいいんだろう?
わが家には生後7カ月の娘のほかに5歳の息子もいますが、息子が赤ちゃんの頃は一切体調を崩さなかったので赤ちゃんにお薬をあげるのは初めてでした。一応、薬局でタミフルの飲ませ方の冊子をもらいましたが赤ちゃんには全く役に立ちません。

チョコレートアイスやオレンジジュースに混ぜると飲みやすいとは書いてあるけど、そもそもチョコもオレンジもあげたことがなかったのでアレルギーの心配があって試せませんでした。
A ごく少量の水でお薬を溶かしてスプーンで飲ませてみよう!
ひとまず少量の水に溶かしてシロップ状にしてから哺乳瓶に入れて飲ませてみました。しかし、ミルクと違う味がするせいか全然飲んでくれませんでした。哺乳瓶を離乳食用のスプーンにかえて再度トライすると上手くいき、なんとか5日分すべて飲みきることができました。今回は離乳食用のスプーンを使ってお薬をあげましたが、お薬用のスプーンもあるので上手くいかない方はこちらを試してもよいかもしれません。

スプーンに粉薬と少量の水を入れるとあっという間にシロップができて、手軽にお薬を飲ませることができます。もし吐き戻してもスプーンに戻り、一回分をこぼさずに全部飲めるような設計になっているので安心です。スポイトと違って、構造がシンプルで洗浄も簡単なため一本あると便利ですね。
Q 保育園に通っている場合はいつから登園できるの?
熱が下がり体調が落ち着いてくると、新たな疑問が浮かびあがりました。まだ生後7カ月の娘は保育園には通ってはいませんが、もし通っていた場合いつから登園できるのかなと。

インフルエンザになった場合、いつから登園できるの?
A 発症した後5日経過し、かつ解熱した後3日経過すれば登園可
文章だけだと分かりにくいので、下表を参考にしました。

娘はインフルエンザを発症した日のみ高熱で、翌日からは平熱に戻っていました。表をみると発症パターン①にほぼ該当しており、保育園に通っていた場合は発症後6日目には登園できていたことがわかりました。ちなみに大人の場合は発症した後5日経過し、かつ解熱した後2日経過すれば勤務再開できます。未就学児の出席停止期間が大人より長いのは、免疫機能の発達が十分ではなく、インフルエンザウイルスの増殖・排出が長期にわたって続くと考えられているためのようです。
まとめ
今回はインフルエンザに初めて感染したことで抱いた疑問をQ&A形式でまとめてみました。
知らないことがたくさんあって大変でしたが、インフルエンザを通していろいろ勉強になりママレベルが少し上がったような気がします。
いままさに赤ちゃんがインフルエンザに感染し不安な気持ちでいっぱいな方もいるかと思いますが、まずは焦らずに一旦お休みしましょう!5分でも良いので目を閉じてみてください。お世話をしているママやパパが倒れてしまっては赤ちゃんは回復できませんよ。休めるときにしっかり休んで、いざという時に備えましょうね。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
インフルエンザのお世話中、大活躍してくれました。本当に身体の疲れを軽減してくれるので、ぜひお試しくださいね(^^♪

参考文献:
- 健栄製薬【医師監修】0歳の赤ちゃんもインフルエンザにかかる?予防接種や対処法について解説 https://www.kenei-pharm.com/tepika/column/disinfection/column171/ ↩︎
- 東京ビジネスクリニック インフルエンザワクチンの効果と副反応、打って良い人、悪い人?https://www.businessclinic.tokyo/archives/6141 ↩︎